釈尊が「西紀前949年に入滅した」などということはありえない |
先日、Yahoo!掲示板「創価学会と日蓮正宗」というところに少しの間だけ参加させて頂いた(1)のだが、そこでまた驚くべき人物に出会ってしまった。
その人物はなんと、以下のように発言されていたのである。
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これに対して私は、
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とご指摘したのだが、全く無駄だった。
筆者としては、「リナ氏のような方がまだ他にもおられる」などとは思いたくないのであるが、やはり念には念を入れておくべきかもしれないと思い、以下に、釈尊が西紀前949年に入滅したなどということはありえない≠ニいうことについての論証を追加しておきたいと思う。
まず、『仏教哲学大辞典 第三版』の「ジャイナきょう【ジャイナ教】」の項より引用する。
仏教とほぼ同時代にインドに成立した創唱宗教。ジナ教ともいう。(『仏教哲学大辞典 第三版』、創価学会、2000年、p. 762)
教祖はマガダのヴァイシャーリーに生まれたヴァルダマーナで、マハーヴィーラ(偉大なる勇者)と尊称される。六師外道の一人。(同上、p. 762)
次に、同書の「ろくしげどう【六師外道】」の項より引用する。
クシャトリアの家に生まれたマハーヴィーラは、若くして結婚し、子をもうけたが、三十歳でニガンタ派に出家し、苦行ののち四十二歳で悟りを得てジナ(勝者)となったという。(中略)前四七七年頃、七十二歳で断食の末に世を去った。(同上、p. 763)
以上の引用から、「前四七七年頃、七十二歳で断食の末に世を去った」ヴァルダマーナと釈尊は「ほぼ同時代」の人間であることが分かる。よって、そのような釈尊が「西紀前949年に、沙羅双樹の間にて、入滅した」(リナ氏)などということはありえないと結論できる。
釈尊の在世当時に、中インドに勢力のあった六人の外道論師のこと。(同上、p. 1797)
(1) ここでの議論は以下に記録してあるので参照されたい。
Yahoo!掲示板「創価学会と日蓮正宗」での発言[ 1 ]
http://fallibilism.web.fc2.com/Yahoo_01.html
Yahoo!掲示板「創価学会と日蓮正宗」での発言[ 2 ]
http://fallibilism.web.fc2.com/Yahoo_02.html
2001.11.01
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