Yahoo!掲示板「創価学会の学会員によるトピ」での発言[ 1 ]
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atari_000
さんへ(1)
投稿者: libra_2001jp
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2001年11月11日 午後
4時24分
メッセージ: 3439
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はじめまして、atari_000
さん。
横レス失礼いたします。
gakkaiseinen
さんが本トピで「教行証御書」の文章について以下のような 意見を述べられているのを、今回、たまたま、拝見致しました。
───────────────────────────────── (1)「公場にして理運の法門申し候へばとて雑言・強言・自賛気なる体・ 人目に見すべからず浅ましき事なるべき」(教行証御書)
(2)「法華経と申す大梵王の位にて、民とも下し鬼畜なんどと下しても、 其の過有らんやと意得て宗論すべし」(教行証御書) 学会教学は、日蓮大聖人の教義を元に成り立っております。 そして、上記御文は、仏法対話における心構えを説いており、どちらも、 日蓮大聖人の文章(御書)です。
共に対話における意識を述べたものでありますが、しかし、原文をそのま ま解釈すると、両者は一見矛盾した文章にもなります。 従って、片方だけの原文を引用すれば、作為的な結論を導き出す事も可能 です。 本来、教義解釈は、多数の同一主旨の文献から、慎重に意図する本意を類 推しなければならないものだと考えます。
「不適切な解釈」とは、同一の主旨が述べてある多数の原文の一つのみを 都合良く引用し、自身の主張の正当性として歪曲させる事象を指します。
(gakkaiseinen
さんのご発言、本トピ、No.
3437) ─────────────────────────────────
私も一人の創価学会員として、上の(1)と(2)の文についての意見を述 べさせて頂きたいと思います。参考にして頂ければ幸いです。
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atari_000
さんへ(2)
投稿者: libra_2001jp
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2001年11月11日 午後
4時28分
メッセージ: 3440
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まず、上で引かれている(2)の文のすぐ前には、
───────────────────────────────── 法華経に付いて不審有りと仰せらるる人わたらせ給はば存じ候なんど云つ て、其の後は随問而答の法門申す可し、
(「教行証御書」、全集、pp.
1281-1282) ─────────────────────────────────
とあり、(2)の文の中にも「宗論すべし」(全集、p.
1282)とありますの で、(2)の文は、あくまでも「法門をもて邪正をただす」べき「宗論」を行 なう際の心構えを述べたものです。日蓮は「三証」を言いますし、以下のよう にもはっきり言っています。これが、「宗論」に関しての日蓮の基本的スタン スです。
───────────────────────────────── 法門をもて邪正をただすべし利根と通力とにはよるべからず
(「唱法華題目抄」、全集、p.
16) ─────────────────────────────────
さて、ここで、現・創価学会の『聖教新聞』紙上の個人攻撃≠ニいうもの について考えてみたいと思います。 創価学会自身、かつて公式に(『折伏教典』等で)、「釈迦仏法は末法無益」 というような意味のことを言っていましたし、現在においても、少なからぬ末 端の創価学会員が同じようなことを未だに言っています。これでは、創価学会 自身が「鬼畜なんどと下」されたとしても文句は言えないと思います(「教行 証御書」の精神からすれば)。そのような現状を組織としては全く自己批判で きないでいる創価学会が、問題の個人攻撃を、(2)の文をもって正当化する ことなどはどう考えても不可能であろうと思います。(2)の文をそのように 解釈することこそが、まさに、「不適切な解釈」そのものだと思います。
そもそも、(1)の文は、「教行証御書」の結論部分に置かれているもので す。
───────────────────────────────── 公場にして理運の法門申し候へばとて雑言強言自讃気なる体人目に見すべ からず浅・しき事なるべし、弥身口意を調え謹んで主人に向うべし主人に 向うべし。
(「教行証御書」、全集、p.
1284) ─────────────────────────────────
ですから、上の「理運の法門申し候へばとて」という表現は、当然のことな がら、(2)の文をも受けているのです。これらを切り文にして、しかも順序 まで変えて提示してみれば、なるほど「一見矛盾した文章」に見えるかもしれ ませんが、文脈から「慎重に意図する本意を類推」しさえすれば、そもそも矛 盾などではないと思います。
以上、本トピでの過去の議論を全く参照せずに書いてしまいましたので、全 く意味のないものになっているかもしれません。その場合にはどうかご容赦下 さい。
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gakkaiseinen
さんへ
投稿者: libra_2001jp
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2001年11月12日 午前
8時31分
メッセージ: 3452
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おはようございます、gakkaiseinen
さん。
お忙しいところ、わざわざレスを付けて下さいまして本当にありがとうござい ました。
>
先ず最初に、他のトピでは、私との論議がきっかけで、トピが荒れ、結果的に >
libra_2001jpさんが該当トピに居辛い思いをさせた形になり、色々ご迷惑をお >
掛け致しました。
私自身は、あれが gakkaiseinen
さんとの議論がきっかけだったとは思ってい ません。私の主張内容そのものが、一部の創価学会員の方々にとってはショッキ ングだったのだろうと思います。
>
前レスの御書の引用順やキリ文は(2)の文をもって学会を正当化する事が目 > 的ではありません。 >
> 私が、述べた「文脈から慎重に意図する本意を類推する」事例を具体的に述べ >
て頂き感謝しております。
gakkaiseinen
さんが「教行証御書」の文章を提示された意図については了解 いたしました。
>
此方のトピでも宜しくお願い致します。
こちらこそよろしくお願い致します。こちらでは、創価学会の良いところ( 「学会家族」の温かさ、等)を学ばせて頂ければと思います。
「われを善き友として」(増谷文雄) http://fallibilism.web.fc2.com/012.html
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gakkaiseinen
さんへ
投稿者: libra_2001jp
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2001年11月12日
午後11時41分
メッセージ: 3465
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こんばんは、gakkaiseinen さん。
>
創価学会首脳も貴方の問題提起には耳を傾けるべきだと思いますし、他の学会 >
員の方々も貴方の主張の「中身」を冷静に受けとめる必要があるでしょう。
そのように言って頂けると本当にありがたいです。宗祖も釈尊も以下のよう に言われています。
───────────────────────────────── 道心あらん人・偏党をすて自他宗をあらそはず人をあなづる事なかれ。
(「開目抄下」、全集、p.
219) ─────────────────────────────────
頑迷な心を捨てる(聖教新聞「智慧の泉─仏典散策─」より) http://fallibilism.web.fc2.com/014.html
>
そして、感情的になったり、頭ごなしに貴方を否定する方も出てくると思いま >
す。
それは最初から覚悟しています。
───────────────────────────────── 本よりの願に諸宗何れの宗なりとも偏党執心あるべからず・いづれも仏説 に証拠分明に道理現前ならんを用ゆべし・論師・訳者・人師等にはよるべ からず専ら経文を詮とせん、又法門によりては設い王のせめなりとも・は ばかるべからず・何に況や其の已下の人をや、父母・師兄等の教訓なりと も用ゆべからず、人の信不信はしらず・ありのままに申すべしと誓状を立 てしゆへに
(「破良観等御書」、全集、p.
1293) ─────────────────────────────────
>
きっと、貴方はそれらの行為に対し、辟易とした気分になると思います。 >
しかし、どうか、めげないで、粛々と自身のご意見を主張なさって下さい。
お気遣いありがとうございます。
>
このトピには、色々な立場の学会員の方がいらっしゃいます。(非学会員の方 > も・・) >
どうぞ、お気軽に色々な方々と意見交換をして下さい。
ありがとうございます。
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